本日5月8日、梶山経産相は定例記者会見において、持続化給付金の給付額の計算において、10万円未満の切り捨てしているルールを廃止することを表明しました。1円単位まで全額支給とするようです。
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大臣の指示ににより、廃止を判断
記者会見によると、梶山大臣は持続化給付金振り込みが始まって以来、SNSやコールセンターに寄せられた意見の分析を行ったとのことです。その中で、給付額10万円未満を切り捨てる運用を見直してほしいという要望が多数あったことに言及しました。
大臣は、事業者の立場にたてば全額給付すべきという判断により、10万円未満は1円単位に至るまで全額給付するよう、本日事務方に指示したとのことです。
全額給付の方式は追加支給
本日、既に2.3万件の事業者には振り込みを完了しています。したがって、10万円未満の支給額を後日、追加支給する方式を取るようです。ただし、追加支給のタイミングは未定であり「できる限り早急に行う」とのことです。
なお、現在運用しているシステムを止めて改修することは困難なため、システムは現行のままで運用し、追加支給を行う方式で当面は運用するとのことです。したがって、まだ給付されていない申請者や、今後申請を行う者も、当面は追加支給で対応する方向性です。
いずれ申請や給付のペースが落ち着いたところで、システム改修を行う可能性にも、大臣は言及しました。
中小企業庁ツイッターでも追加情報
中小企業庁はツイッターでも「10万円未満の額についても給付を希望される声が大変多く寄せられたことから、10万円未満の額についても後日支給することとします。追加給付を受けるための再度の申請は不要です。」と述べました。
SNSの声が大臣を動かした!
大臣の発言によると、SNSの意見を見て全額給付すべきという判断をしたとのことです。これは非常に心強い発言です。運用上、見直してほしい点があれば、SNSで声を上げることも有意義ですので、どんどん声をあげたいところです。