おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
もう下がったのですが、今週の月曜日から原因不明の微熱が続いていました。これはもしや……と肝を冷やし、自宅でもセルフ隔離生活を過ごし、民間のPCR検査キットを使って検査をしました。
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急いで4畳半の部屋に引きこもる
発熱に気づいたのは月曜日の夕方でした。何度計測しても平熱よりも1度以上高いので、あわてて自宅の一番小さい部屋(4畳半)に引きこもりました。家族に感染させてはいけないですからね。うちの娘氏の学校は「同居人・家族に発熱等があれば登校を控えるように」と伝達していたので、僕が隔離されている間は学校を休まざるを得ませんでした。それにともなって配偶者様も仕事を休むことになりまして、このご時世では熱が出ると大変なのだということを、今さらながら痛感しました。
とりあえず隔離はしましたが、翌朝になったら熱が下がっているかも……という期待をしてその日は寝ました。しかし翌朝も相変わらず微熱の状態なんですよね。
市の相談窓口に連絡をして病院へ行く
というわけで翌朝も熱が下がっていないので、まずはかかりつけ医に連絡をしました。すると「診察はできるが普通の風邪薬くらいしか出せない。検査はできない。検査してほしいならば発熱外来に行ってくれ。こちらでは紹介できないので自力で探してくれ」というようなことを言われました。
仕方がないので神戸市の新型コロナ専用健康相談窓口に電話です。そこでは「検査は医師が必要だと判断しない限りはやらない。自費検査のところもあるが、どの病院でも自費検査をやっているわけではない。それでもよければ病院を紹介する」と言われました。検査できないのだったら病院に行ってもあまり意味はないなと思ったのですが、まあ行かないよりはマシかと思い、紹介してもらった近所の病院へ行きました。
そこでは医師のかんたんな診察(問診、聴診、触診程度)の後、「原因はわかりません」と言われて、ピーエイ配合錠(解熱剤)とクラリスロマイシン錠(抗生物質)が処方されました。結果としては、最初にかかりつけ医に電話したように、「普通の風邪薬くらいしか出せない」というものに終わったわけですね。
診察だけしてもPCR検査をしてくれないので「何の原因で熱が出ているかわからない」状態でしばらく家族と過ごさねばならないのはモヤモヤするんですよね。せめてコロナの可能性が高いのか低いのかくらいは検査をしてくれてもいいんじゃないかと思いましたが、今の医療体制はそうはなっていないのでしょう。まあもっとも、PCR検査をして陽性であったとしても、相当の重症にならない限りは自宅にいるしかないんですけどね。
検査キットを申し込む
病院での検査が叶わなかったので、医療法人社団直悠会 にしたんクリニックというところの検査キットを申し込みました。郵送で検査をしてくれるキットは、検索すればいくつか見つかるんですけれども、どれを選べばいいのかまったくわからないんですよね。どういう検査体制なのか、検査の精度は実際のところどうなのかという情報がどこもなく、ユーザーにとってプロバイダーが提供する製品の品質が読みづらい。情報の非対称性があると感じました(コンサル業界も似たようなものですが)
それでもなんとか、にしたんクリニックに決めたのは、利用者数が最も多そうだったことです。ユーザー数が多ければ検査体制もそれなりのものがあるだろうし、検査体制が整っていれば検査結果が出るのも早いかもしれない、と思ったからですね。確証はなかったんですが、後で説明するように結果的には投函の翌日、先方到着から3時間程度で検査結果がメールで送られてきたのでよかったです。
今書いたように、検査キットを投函してから検査結果がメールで通知されるまでは、次のようなタイミングでした。
投函:7月21日午後0時頃。郵便局で速達で投函
先方到着:7月21日15:49に到着案内メールの受信(福岡県のセンターに発送)
検査結果:7月21日18:04に検査結果をメールで受信
検査結果は下記のようなPDFファイルがメールで添付されてきました。
PCR検査の結果は絶対ではないので(陰性と判定されても罹患しているケースがある)安心はできませんが、この時点で熱もあがっていないこと、咳も喉の痛みも倦怠感もなく、味覚や嗅覚も正常だったことから、そして翌日朝には微熱も下がったことから、自宅内セルフ隔離は解除しました。
これで本当に新型コロナウイルスに感染していたらもっと大変なことに
今回は「疑い」で済んで、4日目にはセルフ隔離解除となりましたが、これが本当に新型コロナウイルスに感染していたとすれば、もっと大変なことになったでしょう。だいたい発症から回復まで2週間程度かかる場合もあるということですから、自分の命や仕事はもとよりですが、家族も学校や職場にいけないわけです(宿泊療養ができれば別ですがこれも家族に高齢者がいるとか医療関係者がいる人などが優先されるので、必ず宿泊療養できるわけではない)。
民間の検査キットも、僕が申し込んだのは13,000円くらいと高額です。これを気軽に利用できる世帯というのはほとんどないでしょう。まさに「地獄の沙汰も金次第」ですよね。お金がなければモヤモヤした気持ち、不安な気持ちを抱えたまま、祈ることしか出来ないわけですから。
こうしたリスクを回避するためにできることは、基本的な感染防止策と籠城用の準備くらいと限られています。恥ずかしながら、当事者になりかけてようやくこの病気の恐ろしさの一部を垣間見ました。