おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
8月19日、ものづくり補助金事務局は、12次締切の公募要領1.0版を公開しました。前版(11次公募1.0版)との違いを解説します。(誤字修正や言い回しの修正など、申請要件の変更を伴わない軽微な変更は除く)
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ものづくり補助金12次締切 公募要領1.0版はこちら
ものづくり補助金11次締切のスケジュール
- 公募開始:令和4年8月18日(木)17時~
- 申請受付:令和4年9月1日(木)17時~
- 応募締切:令和4年10月24日(月)17時
- 採択発表:令和4年12月中旬
2022年度ものづくり補助金は13次締切が最終
なお、2022年度ものづくり補助金は13次締切が最終のようです。公募要領の1ページに、下記のような案内がありました。
12次締切後は、13次締切が令和4年度における最後の公募となります。それまでに応募のあったものを審査し、随時採択発表を行います。(詳細は、ものづくり補助金総合サイトのお知らせページにて順次ご連絡をしますので、こちらをご確認いただければ幸いです。)
(公募要領1ページより)
特定事業者の一部のうち、酒販組合、酒販組合連合会、酒販組合中央会が補助対象者から外れる(P5)
特定事業者の一部のうち、酒販組合、酒販組合連合会、酒販組合中央会が補助対象者から外れたようです。酒販組合、酒販組合連合会、酒販組合中央会は、前回(11次締切)の公募要領で明記をされましたが、12次締切になってまた表記から削除されました。
補助対象外事業者の追加(P7)
令和3年度補正ものづくり・商業・サービス生産性向上促進事業の交付決定を受けた事業者は、補助対象外事業者となりました。
補助事業実施期間の変更(P10)
これまで、一般型の補助事業実施機関は、交付決定日から10ヶ月以内(ただし、採択発表日から12ヶ月後まで)でした。それが、交付決定日から10ヶ月以内(ただし、採択発表日から12ヶ月後の日、または令和5年12月20日のいずれか早い日まで)となりました。グローバル展開型は、交付決定日から12ヶ月以内(ただし、採択発表日から12ヶ月後の日又は令和5年12月20日のいずれか早い日まで)。
この変更は、13次締切が2022年度の最終公募となったこととも関係があるでしょう。ものづくり補助金は基金化により、2020年度(令和元年度)補正予算を3年間にわけて支出してきました。その3年間の期限を迎えるので、期限までに予算を消化しないといけないという制約があるためと思われます。なお、次回公募(13次締切分)においても、補助事業実施期間の期限は最遅で令和5年12月20日までとなると、公募要領にも書かれています。
そうした理由により、13次締切は事業実施期間が短くなりそうです。(おそらく最長でも8ヶ月程度ではないかと思われます)
補助対象外費用となる自動車等車両に該当しないものの説明が手厚くなった(P20)
ものづくり補助金では、車両は原則補助対象外です。ただし、対象となりうる車両もあります。どういうものが対象となるかは、公募要領に書かれていますが、その内容が12次締切の公募要領では多少手厚くなりました。
11次締切の公募要領では、「事業所や作業所内のみで走行し、自動車登録番号がなく、公道を自走することができないものを除きます」と書いていたものが、12次締切では「事業所や作業所内のみで走行し、公道を自走することができないもの および税法上の車両及び運搬具に該当しないものを除きます」となっています。
なお、補助対象となりうる車両については、Q&AのP8にも表記がありますので、こちらもご覧ください。
電子申請で添付するファイル名の指定(P29)
電子申請で添付するファイル名には、これまでも細かい指定がありました。その指定が変更となりました。
応募者に最も大きく関連するのは、事業計画書の「その1」と「その2」と「その3」はそれぞれ別ファイルにすることが指定されました。これまでは特に指定がなく、その1~3は1つのファイルでもよかったのですが、別々にすることが望まれているようです。