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【内部監査レベルアップ講座】インフラストラクチャを内部監査する(3)

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

内部監査レベルアップ講座、今回はあらゆるマネジメントシステムに関係する「インフラストラクチャ」を内部監査するというテーマでお届けします。設備投資から運用方法改善まで、どういう点を監査すべきかがしっかり理解できるようになりますよ!

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前回までの記事はこちら

【内部監査レベルアップ講座】インフラストラクチャを内部監査する(1)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 内部監査レベルアップ講座、今回はあらゆるマネジメントシステムに関係する「インフラストラクチャ」を内部監査するというテーマでお届けします ...

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【内部監査レベルアップ講座】インフラストラクチャを内部監査する(2)

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 内部監査レベルアップ講座、今回はあらゆるマネジメントシステムに関係する「インフラストラクチャ」を内部監査するというテーマでお届けします ...

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インフラストラクチャ監査では、どこで誰に監査すべきか

では、インフラストラクチャの管理プロセスを監査するとき、どこで、誰に監査すべきかを見ていきましょう。

まず1つ目は、「トップマネジメントのプロセス」です。インフラへの投資は最終的にトップマネジメントが判断しますからね。トップの投資判断がどのように行われたのか、トップがインフラストラクチャのニーズをどのように特定しているのかなどを確認します。

2つ目は、「マネジメントレビューのプロセス」です。マネジメントレビューでは、資源の妥当性や必要性についてのインプット・アウトプットが求められています。ここでインフラストラクチャがどのように評価され、見直されたかなどを、管理責任者などに確認します。

3つ目は、「不適合・是正処置のプロセス」です。不良や事故の原因がインフラにあることはよくありますし、是正処置としてインフラの修繕や更新が行われるケースもあります。こうした扱いが適切に行われているかを、これも管理責任者や現場責任者に確認します。

4つ目は、「インフラ使用現場のプロセス」です。ここでは、インフラが実際に導入され、使われ、保守・点検されているか、また、使用に関する教育や力量の確保がされているかを、現場責任者に確認します。

このように、インフラストラクチャの監査では、「現場を見る」のも重要ですが、経営判断から現場運用、そして評価や改善まで、全体を通じて確認する必要があるので、それぞれのプロセスで、インフラストラクチャがどう扱われているかを見ていく必要があると思いますね。

インフラストラクチャ監査の重要なポイント

最後に、インフラストラクチャ監査の重要なポイントをまとめましたので紹介します。

1つ目のポイントは、「インフラ管理プロセスが確立され、機能しているか」です。

単に設備台帳や点検記録を見るだけではなく、資源ニーズの特定から投資判断、評価や改善までのプロセスがそもそも確立されていて、しかもその通りに実行されているかを、ヒアリングや記録などで確認します。

2つ目は、「根拠に基づいた投資判断が行われているか」**です。例えばですが「前の設備が壊れたから、同じものを入れ替えよう」といったような判断が、本当に考えた上での結論かどうかを確認する、というイメージです。その他、費用対効果やリスク評価などの検討がされているかというのもポイントですかね。

3つ目は、「導入したインフラが計画された成果に貢献しているか」**です。品質向上や納期短縮、環境負荷の軽減、安全衛生リスクの低減などの目的で、インフラを導入しているはずなので、そこに実際の効果が結びついているかを評価します。

4つ目は、「使用・保守・維持の活動が計画通りに実施されているか」**です。これはイメージしやすいと思いますが、特に点検が形式的になっていないかや、点検内容が現状に即しているかなどを、記録や現場インタビューを通じて確認するといいかなと思います。

5つ目は、「マネジメントレビューで資源の妥当性や必要性が評価されているか」**です。これらがマネジメントレビューで確かに議論されたことが、記録から確認できるか、ということですかね。

3回にわたって、インフラストラクチャを内部監査するポイントを解説しましたがいかがだったでしょうか。今回の連載の特に重要な点は、現場だけでなくプロセス全体を見る監査が重要だという視点ですね。この視点を押さえて、皆さんのインフラストラクチャに対する内部監査がより実効性のあるものになっていただければと思います。

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