今月からフリーランスとして独立をしたのですが、やはり不安はつきもの。会社に属していたときには気がつかないものですが、会社から守られているという側面は少なからずあります。
そのような不安をカバーする方法のひとつは「保険」なのですが、この度、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会(以下、フリーランス協会)で、フリーランスにぴったりのプランを見つけたので、衝動入会してしまいました。
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フリーランスにまつわるリスク
おおきくわけて、つぎのふたつのリスクがあります。
- 業務遂行上の損害責任
- ケガや病気の際の所得の問題
業務遂行上の損害責任
取引先に損害を与えてしまい、賠償責任を負うケースがあります。例えば僕は、パソコンやUSBメモリという媒体を持ち歩いて仕事をしているのですが、ついどこかに置き忘れてしまうことや、盗難にあうことは可能性として否定できません。当然、パソコンやUSBメモリには、取引先にまつわる情報が記録されている場合があります。
そういう時には、機密情報反故違反、情報漏えいとして、損害賠償を求められる可能性がありますね。僕は以前、USBメモリを紛失したことがありました。幸いにも取引先の会議室に置き忘れていて、すぐに連絡をもらい、引き取ることができたのですが、本来起こってはいけないことですね。気をつけるのは当然ですが、万が一のための補償があれば安心です。
ケガや病気の際の所得の問題
フリーランスというと格好良く聞こえますが、日本語で言うと、個人事業主であり一人親方です。僕個人が全てなのです。ということは、僕がケガや病気をすると、収入はゼロになってしまいますね。これは会社員でも同じようなものですが、会社員の場合は労災保険の休業補償もありますし、(会社によっては)ある程度の給与を払ってくれるところもあります。フリーランスだと、何もない「丸裸の状態」ですね。
僕ももう43歳になり、若くはないので、万が一の場合にある程度の所得補償があれば安心です。
一社フリーランス協会の補償プログラム
(一社)フリーランス協会を僕はこれまで知らなかったのですが、2017年に設立されたばかりの団体です。フリーランスの認知度向上や、行政に対する政策提言のほか、フリーランス支援として保険サービスや福利厚生等の提供をしているそうです。
この一般会員になると、年会費1万円で賠償責任補償と福利厚生サービスが受けられます。また、オプションにはなりますが、所得補償制度も受けられるとのことで、さっそく入会をしたというわけです。
商工会議所にも似たプログラムはあるけれども……
僕が検討していたのは、商工会議所の各種保険制度なのですが、仕入れも在庫もなく、製品を提供しているわけでもないのでPL法も関係のない僕の業態では、ちょっと守備範囲が広すぎるなと思っていました。
その上商工会議所は、商工会議所の会費の他に、別途保険料が必要となるので、開業したてのフリーランスとしては、金銭的な負担も大きいんですよね。商工会議所の所得補償保険は、よく調べてみると、フリーランス協会の所得補償保険と同じようなので(損保ジャパン日本興亜)、年会費に損害賠償補償が含まれているフリーランス協会のほうがお得ですね。
会社員の頃は、ここまで「自分を守る」ことに敏感にならずにやってこれましたが、これからは自分でやらなきゃいけません。頑張らなきゃ!