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令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」(旧サポイン事業)事前予告=中小企業庁発表

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

2月7日、中小企業庁は令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」の概要について事前予告をしました。この事業はこれまで「戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」と呼ばれていた事業ですが、令和4年度より従来のものを発展した形で公募が行われます。

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「成長型中小企業等研究開発支援事業」の概要

令和4年度予算「成長型中小企業等研究開発支援事業」は、中小企業等が大学・公設試等と連携して行う、研究開発及びその事業化に向けた取組を最大3年間支援するものです。

ただし本事業は、現在国会で審議をされている令和4年度予算の成立を前提としています。公募の開始は、当該予算の国会での可決・成立が前提となります。

対象事業

中小企業等が、ものづくり基盤技術及びサービスの高度化に向けて、大学・公設試等と連携して行う研究開発等が支援対象となります。

具体的には、「中小企業の特定ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」(以下、「高度化指針」という。)を踏まえた研究開発等が支援対象になります。同指針は令和4年2月中旬頃に改正される予定です。

現在の「ものづくり基盤技術及びサービスの高度化等に関する指針」については、以下のページをご覧ください。

申請に際しては、以下2つの枠のいずれかを選択することができます。産学連携やファンド等の出資が条件となっており、なかなか厳しい要件です。

 

(1)通常枠
中小企業者等が大学・公設試等と連携し、高度化指針を踏まえて行う研究開発を支援する枠
(2)出資獲得枠
高度化指針を踏まえて研究開発等を行う中小企業者等であって、補助事業開始(初年度交付決定日)から補助事業終了後1年までの間に、当該研究開発プロジェクトに関し、ファンド等の出資者からの出資を受けることが見込まれる事業者を支援する枠

申請方法

申請書類の提出は、「e-Rad(府省共通研究開発管理システム)」上でのみ受け付けることとしています。詳細は、正式な公募の際にご案内いたします。

補助事業期間・補助上限額等

補助事業期間は2年間(2年度)又は3年間(3年度)です。

補助上限額は下記のとおりです。

(1)通常枠 単年度あたり4,500万円以下
2年間合計で7,500万円以下、3年間合計で9,750万円以下

(2)出資獲得枠 単年度あたり1億円以下
2年間合計で2億円以下、3年間合計で3億円以下

ただし、補助上限額はファンド等が出資を予定している金額の2倍を上限とする。

補助率は下記のとおりです。

・中小企業者等(補助率 3分の2以内)
・大学・公設試等(補助率 定額)
※定額補助の者に関しては補助金総額の3分の1以下であることが必要。
※大学・公設試等が事業管理機関として共同体に参加している場合に限り定額。
(ただし、補助率3分の2が適用される場合がある(注1))
(注1)通常枠については、事業管理機関である場合は、300万円まで定額とし、それ以上については、採択審査委員会(注2)において高い評価を受けた上位50パーセントについては定額とし、下位50パーセントについては補助率3分の2以内を適用する。研究等実施機関である場合は、補助金額の6分の1まで定額とし、それ以上については、採択審査委員会(注2)において高い評価を受けた上位50パーセントについては定額とし、下位50パーセントについては補助率3分の2以内を適用する。なお、出資獲得枠については別途公募要領にて公表。
(注2)2年目および3年目については中間評価の結果によることとする。

令和4年度からの主な変更点

  • 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)と商業・サービス競争力強化連携支援事業(サビサポ事業)の統合
  • 高度化指針の改正(2月中旬頃の予定)
  • 出資獲得枠の新設
  • 大学・公設試等に対するインセンティブ設計の付加

公募期間

令和4年2月頃から令和4年4月下旬頃(予定)

採択予定件数

(1)通常枠 100件程度
(2)出資獲得枠 5から10件程度(予定)

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