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【平成29年度補正】ものづくり補助金2次公募の採択発表日は10月××日だと予測する

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日、今年度(平成29年度補正・平成30年実施)のものづくり補助金2次公募が締め切られました(ただし北海道厚真町、安平町、むかわ町の3町は、10月1日消印有効に再延長)。公募が終わって気になるのは採択発表日ですね。いつごろになるのか、過去のデータや関係者の発言等から予測をしました。

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採択発表日は(当初の予定では)10月中のもよう

採択発表は「10月中を目途に行う」と、公募要領にも書かれていますね。問題は10月のいつごろか、ですね。

公募期間が延長となったが、10月中の発表には変わりはないのか?

ご承知の通り、台風や地震、豪雨等自然災害の影響で、公募期間が1週間延期となりました。公募期間が延びたので、採択発表もそれに応じて延期になることはないのでしょうか?これについては、9月8日の日刊工業新聞記事に、次のような記述があります。

(前略)採択先の公表時期は予定通りの10月中を目指す。

これはあくまでも日刊工業新聞の記事であり、中小企業庁等の関連公的機関の発表ではありません。うのみにはできませんが、採択日を予想する一つの情報として考慮したいところです。

過去のデータを参考にする

今年度(平成29年度補正・平成30年実施)のものづくり補助金1次公募も含めて、過去12回の公募が行われています。それぞれの公募で、募集終了日から採択発表日までどのくらいの日数がかかったのかを下記にまとめました。

平均すると50日間なのですが、最近の傾向としては長期化しています。特に直近の平成29年度補正1次公募では63日と、過去最長になっています。噂であり、明示できる根拠はないのですが、平成29年度補正1次公募からは採点方法がどうやら変わったらしく、中央(東京?)で全国の点数を一度集計し、そこで採択を決めているようです。そのためか、これまではどの都道府県でも採択率のばらつきはほとんどなかったのですが、平成29年度補正1次公募では、都道府県別の採択率は71.4%から40.1%まで、かなり大きくばらついています。

平成29年度補正1次公募で、公募終了から採択発表まで63日もかかったのは、このような事務処理方法に変更があったからだと推測もできます。今年6月下旬に関東経済産業局の担当者が、先端設備等導入計画の説明会の場で「ものづくり補助金の採択処理が遅れているので7月に発表がずれ込むかもしれない」と語ったことからも、事務処理方法が変更になった可能性がうかがえます。新しい事務処理方法の構造的な問題なのか、それとも処理する人に経験効果がないためなのかはわかりませんが、過去のデータを参考にするならば「どうやら事務処理には長く時間がかかるようだ」という推測は成り立ちそうです。

採択発表日は金曜日?

この補助金界隈でまことしやかに言われているのは、採択発表のような重大な発表は、金曜日に行われるという噂です。過去のデータをみると、12回中6回が金曜日に発表されています。金曜日でないケースも多いですが、やはり有意に金曜日が多いように思いますね。

兵庫県中小企業団体中央会の公募説明会での発言

8月16日に、兵庫県中小企業団体中央会が2次公募の説明会を開きました。その席上で、兵庫県中央会の担当者は「採択が10月中の予定。具体的にいつになるかは中央会も聞いていない。おそらく10月終わりになるだろう」と発言しています。

平成29年度補正ものづくり補助金2次公募説明会(兵庫県)で説明されたことまとめ

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。 昨日(8/16)に神戸市内で、兵庫県中小企業団体中央会による「平成29年度補正 ものづくり・商業・サービス経営力向上補助金2次公募説明 ...

当社の予測。採択発表日は10月31日ではないかと思うものの、11月にずれ込む可能性も

上記のデータから推測すると、採択発表日は10月31日ではないかと考えます。理由は

  • 採択にかかる事務処理の長期化傾向
  • 公募期間延長にもかかわらず10月中に公表するという日刊工業新聞の記事
  • 「10月の終わり頃だろう」と予測する兵庫県中小企業団体中央会の発言

採択発表日が10月31日だとしても、9月18日の公募終了から43日間で発表するスケジュールです。過去に43日以内で発表された前例は2回しかありませんので、これでも結構なタイトスケジュールです(当初の公募締め切り予定の9月10日から数えれば51日間になりますが)。過去のデータから見ると金曜日の発表が多いので、10月26日という線も捨てきれませんが、10月26日に発表となると、9月18日の公募終了から38日間、当初の公募締め切り予定の9月10日から数えれば46日間になり、かなりの短期間となります。

さらには、公募要領で書かれていた「10月中」という目途にも遅れが生じるかもしれません。なぜなら北海道厚真町、安平町、むかわ町の3町は、10月1日消印有効に公募期間が再々延長となっています。これも考慮すると、10月中の採択発表は叶わない可能性もあります。その場合、採択発表は11月にずれ込み、例えば11月2日の金曜日あたりとなる可能性もあるでしょう。

採択発表が遅れるということは、事業実施開始(≒交付決定)もそれだけ遅れるということです。中小企業振興のための施策というのであれば、中小企業庁・中央会こそ生産性を高めるよう事務処理方法を改善し、交付決定が早くなされるようにしてほしいものです。

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