おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
今年のものづくり補助金2次公募が始まり、ほぼ2週間が経ちました。当社もこの2次公募で5社に対して助言をしていますが、支援が進むほどに電子申請についての見えてきたことがあります。暫定的な意見ですが、まとめます。
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様式2(4)その1、その2、会社全体の事業計画の算出根拠は、直接入力より添付がよさそう
様式2(4)その1、その2、会社全体の事業計画の算出根拠は、直接入力より添付がいいのではないかと感じています。理由は、
直接入力より添付がいい理由
- 添付しないと本文と図表が見やすい場所にレイアウトできない
- 読み手(審査員)も、慣れている従来の形式の方が読みやすいだろう
- 入力フォームに記述すると視認性が悪く、校正がやりにくい
という点があるでしょうかね。特に視認性の部分は致命的に近いです。下記の写真をご覧ください。Webの入力フォームだと、これだけしか見えないんですよね。これでいちいちスクロールしながら推敲することは非常に困難です。
というわけで、添付のほうがいいと思うのですが、注意すべき点もあります。
添付の際に注意すべき点
- その1、その2をあわせて10ページ以内に収めること(わかりやすいようページ数をつけたほうがいいかもしれません)
- その1とその2ではファイルが分かれるので、図表番号をつける場合は、その漏れ・抜けに気をつける
- フォントの大きさ制限はありませんが、1次公募でもとめられていたように10.5ポイントを守ることが無難ではないかと思います
ITリテラシーの高い申請企業は圧倒的に楽になる
もともと申請作業の効率化を目的に電子申請が導入されましたが、どのくらい効率化したでしょうか?
僕がダミーデータを投入してだいたいの入力時間を計測したところ、入力・添付すべて全てのデータがそろっていることが前提ですが、30分程で入力が完了しました。印刷して製本する従来の方法だと、どんなに効率的にやっても3時間近くかかりましたので、大幅な時短になると思います。
ただしこれは、ある程度ITリテラシーがあって、しかもものづくり補助金の申請構造を理解している僕がやった場合の結果です。自分でいうのもなんですが、おそらくこれより短い時間で入力を完了するには、ITリテラシーとものづくり補助金の申請構造の理解はもちろん、電子申請方法によほど熟達していない限りは難しいでしょう。
誰もが電子申請に触れるのは今回が初めてだということも考慮すれば、電子申請作業の時間は1~3時間くらいの間でばらつくのではないかと思います。ITリテラシーが高くない企業が申請をする場合、下手をすると印刷して製本する従来のやり方のほうが早いかもしれません。
ファイルの登録間違いに注意
今回は、様式2の一部だけではなく、認定支援機関確認書や加点対象となっている先端設備等導入計画認定申請書・認定通知書などのファイルは、PDFとしてアップロードする必要があります。その時、誤ったファイルをアップロードしてしまう可能性があります。アップロードをしてしまったら中身の確認のしようがありません。
アップロード前に、ちゃんと正しいファイルになっているかどうかを何回か確認する必要があると思います。また、ファイルの間違いを防ぐためにも、ファイル名を指定された名称しておくことを確実にしたほうがよさそうですね。