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趣味を笑われて、他人に迎合した子ども時代のこと

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

最近「やってよかったなあ」と思うことの一つに、Spotifyという音楽のサブスクリプションサービスを購入したことがあります。子どもの頃によく聴いていた曲などを楽しんでいるのですが、曲と一緒に青春時代の苦い思い出も蘇ってきます。

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さだまさしが好きだった小・中学生時代

だいだいどのサブスクリプションサービスでも同じですが、何万曲もの曲を自由に聞くことができます。いいなあと思っていたけれどもお金を出してまでは……と思っていた歌手の歌を楽めるんでいいですよね。うちの子どももお気に入りで、子どもが大好きな米津玄師の『パプリカ』もあるし、星野源の『ドラえもん』もあるしプリキュアもあるしで、家族みんなで楽しんでいます。

僕のようなオッサン壮年の皆さんならば、青春時代に好んでいた曲を聴く人も多いんじゃないでしょうかね。「あの頃」の曲を聴くと、一瞬にしてタイムスリップしますからね。皆さんにとっての「あの頃」の曲、歌手と言ったら、何(誰)でしょうか?僕の小中学生時代は80年代で、アイドルやバンドブームの全盛期。そんな中、僕が好んでよく聴いていたのがさだまさしの歌でした。

80年代くらいのさだまさしは、とにかく「暗い」というイメージでした。当時はさだまさしだけではなく、フォークやニューミュージック全般が「暗い」と認知されていたように思います。今の(2019年時点の)さだまさしに対する世間一般の認識って、歌も歌える面白いおじさんって感じなんでしょうけどね。

子どものころの僕は、そんな世間の認識にもめげず、さだまさしのレコードを借りてきて、カセットテープに録音しては、兄のラジカセで楽しんでいました。

「お前、さだまさしなんか聴いてるの?」と笑われた高校時代

そんな僕も高校に進学。高校で仲良くなった同級生を家に連れてきたことがあったのですが、僕の部屋のさだまさしのコレクションを見て、同級生が一言。

「お前、さだまさしなんか聴いてるの?(笑)」

そういわれたとき、僕はすごく恥ずかしい気持ちになりました。同級生に見られないよう、隠しておけばよかったと後悔したことを覚えています。それからというもの、なんとなくさだまさしを聴くことが気恥ずかしくなりました。反対に、周りに合わせて、あまり好きではなかった流行歌を無理に聴くようになりました。

まあ「無理に聴くようになった」といっても、そのうちに好きな歌手なども出てきたのですから、これはこれで僕の音楽の趣味の幅を広げてくれたと前向きにとらえることもできるのですが、肝心のさだまさしはそれっきり聴かなくなってしまったんですよね。

他人に迎合して幸せになれたのか

それから30年あまり。人前でさだまさしの話をすることもほとんどなく(配偶者様にも話したことはない)、曲もすっかり聴かなくなってしまったのですが、最近になってSpotifyを契約したこともあり、久々にさだまさしの曲を聴いています。いやあ、久々に聴くとこれがやっぱりいいんですよ。彼の歌には情景が浮かぶ、物語性の強い曲が多く、語彙の選択もすごく美しくて、我ながら子ども時代の自分自身のセンスのよさに驚いています(自画自賛)。

当時の僕は、自分が好きなものを「好きだ」と胸を張って言うことができませんでした。他人に迎合し、好きなものを封印し、好きではないものを好きだと思い込もうとしていました。そこまでして僕が得たかったものは何だったのか?なんてことを、あの頃に聴いていた曲たちを聴いていると考えてしまいます。

周囲に迎合して趣味まで変えた僕ですが、その後の高校生活は人間関係が結構つらいものとなりました。無視されたり、いじめにあったりもしましたし、そういう周囲にも影響されたのか、僕自身も誰かを無視したりいじめたりと、陰湿な人間であったように思います。まあ控えめに言って「幸せな高校生活」とは言えませんね。

そんな僕も、今では自分の「暗い」内面をエモいブログとして顔出し実名で晒すようになったのですから、多少は「これが僕の好きなものだ文句あっか」と主張できるようになったのかもしれません。もっとも、自分の好きなことを封印する苦しさを味わったからこそ、好きなものに胸を張ることができるようになったとも言えるかもしれないですけどね。

たったこれだけのことなんですけど、僕には30年近くもかかってしまいました。

好きなものは好きと言える気持ち、抱きしめたいですね?

(ここまでさだまさしで引っ張っておきながら、オチが槇原敬之)

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