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ブログ 仕事・家事・育児の両立

僕が「男の産後うつ」になったときのこと

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

「産後うつは甘え」というツイートが批判を浴びていますが、僕も娘氏が生まれたてのとき、うつになりました。男性も産後うつになるというのは(特に欧米では)知られていることですが、僕の体験をお話します。

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「男の産後うつ」ってどのくらいいるの?

ある学術誌(Journal of the American Medical Association)に掲載された論文(調査によると、世界で約10%の男性が、子供の誕生後にうつ状態になるらしいですね。子供の生後3~6ヶ月の間に絞ると、罹患率は26%程度になるとか(これは、通常の男性のうつの罹患率の倍以上)。この論文のアブストラクトは下記から読めます。

- Paulson, Bazemore(2010) Prenatal and Postpartum Depression in Fathers and Its Association With Maternal Depression A Meta-analysis, JAMA. 2010;303(19)

ちなみにこの10%だとか26%だとかいう数字は、アメリカにおける研究での結果。日本ではどのくらいの人がいるかはわかってない。仮に同じ割合だとすると、日本では年間で100万人近くの新生児がいますので、毎年10~26万人近くの「産後うつ男子」もいるという計算になりますね。

 

特に日本人男性は一般的に「強くなければならない」「弱音を吐いてはいけない」という社会的価値観の中で育ってきたので、うつをかんたんに認める人は少ないと思います。だから表面的にはあまりいないように見えるけど、現実に起こりうる話なんだと思いますよね。

「男の産後うつ」の一般的な症状

「男の産後うつ」にかかると、次のような症状が一例として現れるんだそうな。(出所は失念しました💦)

  • 社交性がなくなり、友達さえも避けたくなる
  • 食欲に変化があらわれる(多くの場合、食欲不振になる)
  • なんとも言えない痛みが生じる
  • 心配や不安感に襲われる
  • 仕事がうまくいかない
  • 風呂に入ることや着替えることなど、日常のささいなことでもやる気が出ない
  • これまで好きだった趣味も興味がなくなる
  • セックスに興味がわかない
  • 睡眠に差し障りが生じる
  • 妻や子供から切り離されていくような孤独感を覚える
  • ささいなことであっても、妻や子供に怒りを覚える

僕の場合は、「食欲不振」以外のものはすべて思い当たるフシがありますね。セックスなんて、もう本当に興味なくなって、中学生の頃の自分に自慢したいくらいです💦

僕の場合は孤独感が一番強かった

これらの症状のなかで、僕の場合は孤独感が一番強かったですかね。うちの娘氏が1歳くらいのある日、急に寂しさに襲われて、涙が止まらなくなることがあったんですよ。ボロボロと涙が出て、不安で寂しくて仕方なくなって、「これはまずいんじゃないか?」と思い、心療内科とカウンセリングに通うようになりました(まあ、心療内科から「あなたは『男の産後うつ』ですね」と言われたわけじゃないですが)。

「育児に大変なのは配偶者様のはずなのに、男のくせに『うつ』になるなんて、それこそ甘えだし自分勝手だ」と思われても仕方ないと思いますけど、僕だって好き好んで寂しさや不安を覚えたわけではありません。そういう気持ちに自動的になってしまうのだから仕方がないんですよ😪

僕は、ちゃんと育児や家事をサポートしたいと思っていました。具体的には、料理はもちろん、風呂とトイレは毎朝僕が掃除するし、土曜日には家全体の掃除をして、洗濯についてはまあ乾燥機でごまかすこともあるけれども、洗濯物も畳みます。アイロンはあまりしないかな😅 育児も、おむつ替えは当然のこととして、夜泣きが激しいときには抱っこして寝かしつけるために夜中に散歩に出てましたし(1回や2回ではない)、ミルクもあげてたし、子供を連れて公園などにもでかけるし(奥さまを休ませるために)、基本的にできないことは授乳ぐらいだったと思います。

しかし、子育てというのは思い通りにはいかないものなんですよね。僕がどれだけやっても、うまく出来ている気がしないし、うまく出来ているということを確認することもできないといいますかね……。

その上、会社って男社会なので、男性の家事・育児を理解してもらうことは難しいんですよね。僕の当時の会社の人たちだって、クチでは『今村くんの育児を応援しようじゃないか』なんて臆面もなく言うんですけど、僕が(家事育児のために)定時で帰ろうとすると「定時で帰るのか?」とチクリと言われたりもしたし、家事・育児まっ最中の午後8時くらいに上司から電話がかかってきて「明日までにこれやっといてくれ」なんてことを言われることもありました。(こうした矛盾を感じたことが、独立開業の最大のきっかけになっています)

この不安感、無能感、「誰にもわかってもらえない感」を誰ともわかちあうことができないことが、孤独感につながってた感じですね。

子どものころから、できるだけ家事や育児は男性も負担すべきだと思ってたけど

良い格好するつもりはありませんが、僕は子どものころから、できるだけ家事や育児は男性も負担すべきだと思って、生きてきたんですよ。というのも、僕が子供の頃、母親がよく父親のことを愚痴ってたんですよね。「お前の父親は、お前が赤ちゃんのときに、何も手伝ってくれなかった」って。(ほぼ原文ママです)

そういう言葉を浴びながら育ってきたので「僕に子供ができたら、配偶者様にはそんな思いをさせないぞ」というのは、小学生の頃ぐらいから思ってたんですね。でも上述のように、子育てというのは思い通りにはいかないし、わかってもらえないんですよね。僕の子供の頃の決意――呪いと言ってもいいんですが――が果たせないかもしれないと思ったとき、ものすごく焦りや恐怖感を覚えましたので、こうした背景が僕の「男の産後うつ」に拍車をかけた可能性もあると思いますね。

まあ、子育てに関しては女性のほうがもっと大変なので、あまり被害者面するつもりもないんですけど、控えめに言って僕にとっては人生最大の危機でした。

家事や育児を辛いと思ったり、苦しいと思っている男性は、僕以外にも間違いなくいると思います。「男は弱さを見せてはならない」という文化の中で僕らは生きているので、産後うつを告白する男性はいないかもしれないけれども、本当に辛い人は、男らしさなんて捨ててしまえばいいんじゃないかと思います。

自分や家族を追い込んでしまう前に、どうか辛さや苦しみを言葉にしてほしいと、心から願います。

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