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エモブロ ブログ

感情はうんちやおしっこみたいな生理的なもの。我慢しつづけると大変なことに

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

週末のエモブロです。以前誰かに聞いたか見た言葉ですが「感情はうんちやおしっこみたいな生理的なもの」という例えがあります。これ、とても良くできた例えだと思っています。感情はある程度は我慢はできますが、我慢し続けると大変なことになるんですよね。

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感情は排泄物と同じと考えるとわかりやすい

皆さんそうだと思いますけど、おしっこは少しの間なら我慢できますよね?でも我慢し続けるのは困難で、いつかは粗相をしてしまうことでしょう。人前で恥ずかしいことになるだけではなく、あまりにも尿意を我慢しつづけるとブドウ球菌、大腸菌、プロテウス等の細菌が繁殖し、膀胱炎になるのは周知のことです。

それと同じように、感情を我慢すると、心の中に無理が生じます。もう少し具体的にいうと、何か理不尽なことに対して「納得できない!」という感情が生まれたとします。でも「自分にも至らないところがあったしな」などという理屈で感情にフタをすると、自分の中に無理が生じます。その無理は、他人に対して、いびつなもの(正しさを求める、説教する、キレる、いじめる、尊厳を奪う等)として表れてくるだけではなく、自罰的にもなります。(ソースは僕自身です)

決して擁護するわけではないですが、痴漢の心理も似たようなものだと聞いたことがあります。1000人以上の性犯罪者に再発防止プログラムを提供した人の話を読んだことがありますが、痴漢をする人は必ずしも性欲をコントロール出来ない人とも言えないようで、日常生活で起きるストレスが原因となることが多いそうです。スポーツやカラオケをしたり、おいしいものを食べたり趣味を通してストレス解消する人が大半ですが、中には仕事量の多さや営業ノルマのプレッシャー、あるいは家庭内の不和のストレスから痴漢行為に耽溺してしまう人もいるそうです(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。誰だって社会のなかでストレスを感じているわけですが、みんなどこかに発散の方法を持っているはずなんですよ。食べるとか飲むとか旅行に行くとか。でもそういうはけ口なく我慢し続けている人の行き着く先は、他人の尊厳をも奪うということになってしまうこともあるわけですね。ストレスがあるからといって痴漢してもいいなんてことはありえませんよね。

これは「辛い」とか「しんどい」とか「納得いかない」という自分の感情にフタをしていることが根本的な問題なんだと思っています。排泄と同じように、キレたり痴漢をする前に、自分の中に蓄積された感情を外に出さなければらないのでしょう。

じゃあどこにどうやって「排泄」するのが適切か?

とは言っても、僕も子供のころから親に「男だったら我慢しろ」みたいなジェンダーロールに束縛するようなことを言われつづけて育ったので、どこにどうやって「排泄」するのが適切なのかがわからないんですよ。誰も感情の発散方法なんて教えてくれませんでしたからね。ちょうど1~2歳の子どもがトイレトレーニングをするように、本来であれば蓄積された感情をどう発散するかということも教えるべきなんだと思いますけど、僕と同様に、他の人もきっと知らないのでしょう。

で、僕は試行錯誤の末、セラピーやカウンセリング、精神科クリニック、自助グループなどで、感情を「排泄」するのがよいと気づきました。いやもちろん、理不尽なふるまいをする主(納得できない!という感情の相手)に対して毅然とした態度で立ち向かうのが最もいいんでしょうけど、言えばカドがたちますし、自分の社会における立場も悪くなる可能性があるので、そういう安全な場所で「排泄」するのがトレーニングとしては望ましいと思います。僕が毎月カウンセリングに行っているのもこれが理由で、ちゃんと定期的に排泄する場所を設けているわけです。

安全な場所で感情を「排泄」するトレーニングができるようになると、理不尽なふるまいをする相手に直接苦情を言ったり怒ったりすることもできるようになります。まあ決して他の人にはおススメはしませんけどね。僕の場合、かつては親や会社の上司や社長でしたけど、今ならば無茶をいう客に対してもハッキリと言いますしそういう客の依頼は引き受けません。(客だとさえも思っていない)

僕の場合、そうした「排泄」をしないと、我慢し続けた感情は、自分より立場の弱い人(特に配偶者様とか娘氏)に対して出しがちになるんですよ。だからあえて親とか目上の人とかお客さんなどの、怒らせたら社会的にまずいであろう人(でもそれでいて逆上して殺される可能性も低い人)を狙い撃ちして、打算的に怒ったり文句を言ったりするという感じですかね。

理不尽なことに対して我慢せずに「理不尽だ!」と声をあげられるようになると、自分に対する信頼が増す

「カウンセリングなどで感情を排出する」「理不尽な目上の人に怒る」という形で、自分の我慢を発散させられるようになると、本当に自分が楽になるんですよ。スッとする、スカッとするという気持ちがあるけれども、その気持ちの中の端っこで、自分に対する信頼感が増すように思われてきます。「よくぞ理不尽に対して理不尽と言えたね!僕もやればできる子じゃん!」みたいな感じで。

念のために断っておきますが、傍若無人に振る舞うことを推奨しているのではありません。嫌なことには嫌と言う声をあげると必ず軋轢を生みます。ところが僕のように軋轢を避け我慢をしてきた人間は、軋轢を感じないままただ処世術として「いい子」であることを受け入れてきました。でも摩擦によって軋轢を感じてようやくその処世術の意味や理由が腑に落ちるのです。そうなれば、嫌なことを嫌と言いながらも、これまで以上の納得のもとで、処世術を発揮できるようになるのです。

カウンセリングで吐き出したり、嫌な人に反撃して吐き出しているけれども、自分が我慢する本音の感情を認めてほしい本当の相手というのは、他ならぬ自分自身なんだろうと思います。かつての僕は、僕自身に対して「僕のこの感情を無視しないで!」と泣き続けていたんでしょうね。

いま、こういう「排出」ができるようになって思うことだけれども、自分の肉体と感情がようやく一つになったような気がしています。うまく言語化できないけれども「僕のこの肉体も、この感情も、すべて僕のもの」というような感じで😊

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