おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
9月14日、兵庫県は令和3年度9月補正予算案を公開しました。中小企業支援として、新たに3施策を実施予定。予算の総額は8億3,800万円です。9月21日以降に開催される定例兵庫県議会にて審議されます。
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兵庫県令和3年度9月補正予算案はこちら
このうち、ポストコロナを見据えた中小企業への支援として、下記の3施策が新たに審議される予定です。
中小企業におけるポストコロナを見据えた中小企業への支援(8億円)
経営ビジョンを策定する中小企業に対して、専門家やコンサル経費に対して25万円~50万円の補助が行われるようです。商工会議所の役割として「専門家へのつなぎ役」という言葉が資料に見受けられますので、商工会議所等に専門家登録している専門家に支援をしてもらう際に、補助がなされるのではないかと思います。
補助率はわかりませんけど、ビジョン策定の支援だけで25万円~50万円というと、まずまずの金額を伴う補助ではないかと思いますね。また、成果物(事業計画書、経営計画書のようなもの)を提出することも求められるかもしれません。
中小企業DX人材育成リカレント教育(700万円)
これについては日本経済新聞でも記事になっています。記事の内容を一部引用します。
県内中小企業の経営者や社員向けに、関西学院大学が提供するAI(人工知能)教育プログラムなどの受講料補助を検討する。
(中略)
まず支援対象とするのは、製造業を中心とした県内の中小企業約400社の経営者や社員。将来は、県内の各経済団体に所属する製造業以外の小売業やサービス業などを含む中小企業の支援も視野に入れる。使用する教育プログラムには、関西学院大学と日本IBMが共同開発し7月から企業や自治体向けに有償提供を始めた「AI活用人材育成プログラム」などを調整中という。
ECサイトを活用した販売促進への支援(3,100万円)
コロナ禍で売上や販路減少等の影響を受けている中小企業者を支援(16万円/事業者)とのことです。1社あたり16万円とはかなり中途半端な額ですが、50万円の経費に対して1/3の補助、というような感じではないかと推察します。
ECサイトの活用といっても、BASEやShopifyのようなASPサービスからWordPress等を活用した自前のECサイト構築まで、いろいろな手段があります。16万円という費用感からみて、前者のようなASPサービスも対象になっているのかもしれません。いずれにせよ詳しい情報は、予算が県議会を通過した後の話になるでしょう。