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配偶者様が不安だろうとわかっているのに接待を断れないぼく

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

週末のエモブロです。昨日で東日本大震災から11年が経ちました。今でも3.11で後悔していることがあるんですよ。あの日、大地震で大変なことになっているというのに、晩はお客さんの接待で飲みにいってしまったんですよね。

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配偶者様が不安だろうとわかっているのに接待を断れないぼく

東日本大震災から11年が経ちました。あの日、神戸でもまずまずの揺れがあったんですよね。震度2か3くらいだと思いますが、すごく長い地震だったので「これはひょっとして、どこかで大きな地震なんじゃないか……」と直感的に思いました。

当時、ワンセグ携帯を使っていたので、仕事中でしたが、揺れてすぐテレビをつけました。すると東北で震度7、しかも大津波警報まで出ているという速報に愕然としました。その後、街が津波に飲まれる様も、ずっとテレビで見ていました。

で、心配になったのが配偶者様のことでした。配偶者様も勤務地が大阪なので、そんなに揺れてないだろうし、電車に乗って帰ってこられるだろうというのはわかっていたんですけど、世の中をひっくり返すような大災害じゃないですか。テレビも特番一色ですし、きっと不安だろうから早く帰って一緒にいたいとおもっていたんですよね。(本音を言うと、配偶者様が心配だということもありましたけど、自分が不安だったんだろうと思います)

でもこの日、ちょうど金曜日ということもあって、取引先と接待の飲み会の予定が入っていたんですよね。こちら側はぼく一人ならまだしも、当時勤めていた会社の社長と一緒に、相手方の社長を接待するという飲み会だったんですよ。

本当はこんな飲み会はキャンセルして家に帰りたかったんですけど、言い出せなかったんですよね。「関西は被害もないのに、何で接待せずに帰るの?」みたいなことを言われたらどうしよう?という気持ちに囚われて、言い出せなかったんですよ。アホですよね。接待なんかよりももっと重要なことがあるというのに。

帰ることにこだわるのにはわけがあった

接待をサボって帰りたいと思う気持ちにはわけがあったんですよ。あれは阪神淡路大震災のときのことです。当時付き合っていた彼女が、被害の大きな地区(長田近辺)に住んでいたんですが、被害を楽観視していて、当時の彼女をすぐに助けに行かなかったんですよね。

あとで長田のあたりが大変なことになっていると気づいて慌てて彼女を助けにいったのですが、(人の生死を目の当たりにするなどの)大変な思いをしたようで、もっと早く彼女に寄り添えばよかったと後悔したんですよね。

それからずっと「こんなことが二度とないように、大切な人が不安なときは寄り添おう」と思っていたのですが、その「こんなこと」が2011年3月11日にやってきたわけです。そんな決意までしたはずなのに、いざその時がやってきても、取引先の接待みたいなつまらないことさえも断れない自分がめちゃくちゃ嫌だったんですよね。

自分が大切だと思うことがあるのに、世間様のことを慮って大切なものをないがしろにして、それは全然誠実な態度じゃないですよね。

もう3度は同じことは繰り返さない

あれから11年。ぼくを取り巻く環境もかわりました。最も変わったのは、自分が経営者になったことです。今度同じことがおこっても、自分の裁量で、誰からも咎められることなく、まっさきに大切な家族に寄り添うことができます。

あの頃から比べるとずいぶん厚かましくなったので、取引先に対しても「今日は飲み会は中止にしましょう」と遠慮せずにいえるようになったと思います。それで機嫌を損ねるような取引先なら、関係を断っても構わないと思えるくらい図々しくなりましたからね。

大切な人と一緒にいるという、シンプルなことができるまで、何十年とかかってしまいました。自分が大切にしなければならないものはなにか、という当たり前のことを思い起こさせてくれるのが、ぼくにとっての3.11です。

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