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仕事における「考える」とはどういうことか

投稿日:2018年4月8日 更新日:

「考えて仕事しろよ!」と叱責する上司の人、よくいますよね。もしくは「うちの従業員は自分の頭で考えるのが苦手だ」などとい経営者もいます。

そもそも仕事において「考える」ということはどういうことなのでしょうか?

 

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仕事における「考える」とは?

では、経営の現場ではどうでしょう?僕が経営者や管理者から話を聞く限り「考える」ということは、おおよそ次の5つのいずれかに該当することが多いと感じています。

  • 疑問をもつこと
  • 問題を発見すること
  • 原因を探ること
  • アイデア(何かの解決策)を出すこと
  • 仮説を立てること

ひとつひとつ考察していきましょう。

疑問をもつこと

疑問をもつとは、「本当にこれでよいか」「もっとよい方法はないか」「自分の考えは間違ってはいないか」と思いを巡らせることです。とあるITシステムの開発業の社長が次のように嘆いていたことがありました。

うちの開発部員は、仕様書通りにシステムを作り込むことが仕事だと思っているんですよ。逆に言うと、仕様書に書いていないことは決してやりません。でも、仕様書通りに作りこんだとしても、トラブルがないわけではありません。特に仕様書では表現が難しい、使い勝手や品質面でトラブルになることが多く、手直しが発生し、結果として納期やコストに響くんですよ。こういうことを何度も繰り返しているはずなんですが……それでも仕様書通りの仕事だけででいいとは疑問に思わないようなんですよね

考えない従業員は「本当にこれでいいのか」と自問自答することができない、とその社長はおっしゃりたかったようです。

問題を発見すること

問題とは、既に発生しているもので、マイナスの影響を引き起こしており、解決の必要性があるものです。「あるべき姿」と「現状」のギャップにあると言われることもありますね。クレームや苦情、不良の発生などは、表面化しやすいので見つけやすい問題ではありますが、ここで僕がいう「問題を発見すること」とは、見えにくい問題のことです。

こういった見えにくい問題は、「どうも何かが変だ」とか「思ったように仕事が進まない」といった形でしか把握ができません。だいたいは仕事のやり方や組織の仕組みなどに潜んでいることが多いといえます。考えない社員は、このような「見えにくい問題」を察知することが苦手です。

原因を探ること

原因を探るとは、問題を引き起こしている真の原因を明らかにすることです。ここでいう真の原因とは、根本原因のことで、表面的な原因のことではありません。例えば、金属加工の現場で寸法違いによる不良が発生したとします。不良の直接的な原因は「作業方法を間違えた」「流しこむデータが間違えていた」というところになるでしょう。ところが多くの場合、根本原因は「作業方法が標準化されていない」「データのチェック機能がない」といった仕事のやり方や仕組みの部分に及びます。この根本的な原因に対して手を打たなければ、問題は再発しかねない。でも考えない社員は通常、表面的な原因への対策に終始してしまい、根本的な原因を探ることができません。

アイデア(解決策)を出すこと

ここでいうアイデアとは、過去に誰も思いついたことがない画期的で革新的な何かのことではありません。経営者や管理者も、そんなアイデアを出すことは望んでいません。望まれているのは、自分の知っている知識や経験を組み合わせて、今起こっている問題を解決する方策を思いつくことです。基本的には、問題の解決策は、問題を引き起こしている真の原因に対する対策でもあります。したがって、解決策を出すためには、原因を探ることができなければなりません。上述の金属加工における例でいうと、「作業方法が標準化されていない」というのが根本原因であれば、それを解決するアイデアとは「作業方法を標準化すること」ですね。

仮説を立てること

仮説とは、結論を仮に考えることである。「なぜこれが起こっているか」「これをしたらどうなるか」ということについて、可能性の高い説を想定することともいえます。食品の小売店での例ですが、そのお店では毎週木曜日は特売日にしています。ところがこの特売日の売れ行きが徐々に減少していることがわかった。この理由として考えられることはいくつもある。ライバル店が同じく木曜日に特売をしているかもしれないし、いつも同じ商品だけを特売にしているので、飽きられているのかもしれない。ひょっとしたら木曜日に大人気ドラマの再放送をしているので、家からでないのかもしれない。このように、可能性のあるものをいくつも考え、その中で可能性の高いものを選び出すことが仮説を立てることです。そして本当にそれが起こっているかどうかを検証し、そうであれば対策を打つことを目的として仮説を立てる。考えない社員は、この可能性を列挙することができません。

なぜこういった「考える」ことが苦手な従業員がいるのか

もともと考えるということが苦手だという人も多いでしょうし、考える訓練や経験を積んでいないというのもあると思います。もしくは、考える能力も経験もあるけれども、会社に不満があって、「考える」ことを発揮したくないという従業員もいるでしょうね。考える人材は、経営者や管理者にとっては喉から手が出るほど欲しい人材ですが、やはり訓練や経験を積む場の提供がなければ育ちませんし、不満のない状態でなければ能力も発揮できないでしょう。「考える」人材を育てるというのは、一筋縄ではいかないものです。

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