おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。
昨日正午ごろ、IT導入補助金2019 A類型の交付決定事業者が公開されました。当社が調べたところ、3,756者が採択されたもようです。公開された情報をもとに、少し分析をしてみます。
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IT導入補助金2019 A類型交付決定事業者
IT導入補助金2019A類型の交付決定事業者一覧は下記からご覧いただけます。
交付決定事業者数は3,756者。採択率は不明
公表されたPDFファイルに掲載されていた企業・個人事業者数を数えたところ、3,756者でした。
交付申請者数が公表されていないので、正確な採択率を割り出すことはできませんね。昨年度は3次公募までのトータルで63,000件の交付決定数(ほぼイコール応募総数だと思われる)でした。さすがに今回のA類型の応募はそこまでの数はないでしょうが、採択率は低めだったかもしれません。
昨年度の1次公募交付決定企業数は9,248者
昨年の交付決定企業数はどの程度だったのでしょうか。当社が交付決定事業者一覧を数えた限りでは、下記の通りだとみられます。
公募 | 交付決定企業数 |
1次公募 | 9,248 |
2次公募 | 11,633 |
3次公募 | 42,057 |
これに対して、今回のA類型の交付決定事業者数は3,756者です。昨年度と今年度は制度がかなり変更になっているので一概には言えませんが、やはり減っているのは確実でしょうね。
B類型の採択発表日は7/16の予定。2次公募はかなり狭き門になるのではないか
まだB類型の採択発表日を7/16に控えています。B類型として認められたITツールはかなり少ないようなので、B類型の交付決定企業数はA類型と同じ程度の数が交付決定になるというわけではないでしょう。
また、2次公募があることも明言されていますが、かなり狭き門になると思われます。今回の3,756者が、全て150万円の満額交付をうけたと仮定すると、56億円の予算消化になります。平均交付額が100万円と仮定しても37億円の予算消化です。ここからさらにB類型の予算消化分が積み増しされます。
今回のIT導入補助金の予算総額は、事務局公募要領に100億円とありましたので、今回のA類型の交付だけでもすでに予算の3分の1~半分以上は消化したことになります。実際には企業に対する交付額だけではなく、事務局運営費などもこの100億円の予算に含まれていますので、2次公募はかなり狭き門になると考えたほうがよいでしょうね。