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エモブロ ブログ

僕の中にある群れたくない、所属したくないという欲求について

https://imamura-net.com

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

週末のエモブロです。昔の僕は「なにかに所属しないと死んじゃう病」患者だったんですけど、最近では逆に「なにかと群れたら死んじゃう病」を患っています。昔の僕が見たら「お前どうしちゃったの?」と言われるレベルだと思いますけど、人の欲求って変わっていくんですよね。

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所属の欲求といえばマズローの欲求段階説

所属の欲求といえば思い出すのがマズローの欲求段階説です。ところでマズローの欲求段階説は批判がものすごくあって、例えば科学的な実証が可能でないという点や、西洋的価値観が反映されすぎていて普遍的に適用することはできないといった点が問題視されています。でもビジネス書などではさも「事実」のように扱われていて、心理学とは別のジャンルで根強く支持されています。まあそういうのは今日のブログの目的じゃないんですけどね。

マズローの欲求段階説の3段階目は「所属と愛の欲求」と呼ばれるものです。マズロー先生は」といってます。つまり、生理的欲求と安全の欲求を満たした後は、他人との安定した関係を望むようになるというわけです。(いろんな例外や制約にも触れていますけど)

「所属と愛」から「群れるのが嫌」へ

こんな僕ですが「所属と愛の欲求」をすごく持っていた時期があったんですよ。これを強く自覚したのは、初めて勤めた会社を辞めた時だったんですけど、このときは次の転職先を見つけないまま勢いで辞めちゃったんですよね。我ながら直情的でアホだなあと振り返って思うんですけど、その時も実際に「自分を守ってくれるはずの集団が何もなくなってすごく怖い」という気持ちになったんですよ。アホですよね💦で、転職した時はその反対の感情が湧いてきて「ここに属するようになって、これで自分の命は一安心だな」と安堵していましたからね。こうした感情をサラリーマン時代にはほぼまんべんなく抱えていたので、「所属と愛の欲求」はまずまず最近まで持ち続けたと言ってもよいと思います。

ところがです。30代の終わりから40代になってこの「所属と愛の欲求」はどこかに行ってしまったように思います。ご存知のように今は一人親方として仕事をしていますけど、何の懸念もないどころか、気が楽すぎて仕方がありません。診断協会とかにも入ってないし、同業者と群れるのも好きじゃないのでやってません。協会だけの話ではなくて、かつては中小企業家同友会というのにも属してたんですけど、ここが本当に肌に合わなくて、すぐに辞めちゃったんですよね。個別に仲良くしてくれる人はいて、それはそれでよかったんですけど、集団として属することはもう本当に勘弁してというような感じでした。このあたりはうまく言語化できないのですが、単に僕自身の性質として「群れるのが嫌」ということなんだと思います。SNSとかでも同業者のフォローを積極的にするつもりも全くないですしね。(フォローしているとすれば、それは同業者だからではなく、その人が面白いからにほかならない)

誤解ないように言っておきますけど、個々で仲良くしてくれる人と一緒にいるのは好きなんですよ。集団に属するのが嫌になったというだけですからね。

なぜ「群れるのが嫌」になったのか

というわけで、かつては「所属と愛の欲求」がないと死んじゃう病患者でしたけど、今はたいしたところに所属をしてなくても平気になっちゃったんですよ。まあそれでも家族とかコミュニティとか、何らかの形でどこかに属していることには違いはないだろ?って意見もあるんでしょうけど、属するということへの優先順位は相当下がっているというのが自己認識です。なぜ自己における「所属と愛の欲求」の度合いにこんな変化が起きたのかというのは、自分自身ではよくわかりません。群れるのが嫌になるような経験があったからその反動で孤立を選んでいるのかもしれません。僕はうつになってから、自分で自分を承認することにすごく訓練を積んだので、もしかしたらそれとも関係があるかもしれません(自分で自分を承認できるようになったので、なにかに属するということから得られる承認の重要性が相対的に下がったという意味で)。もしかした本当は生まれたときから「群れるのが嫌」だったんですけど、周りの空気を読んで「群れたい」という欲求を捏造していたのかもしれません。またひょっとすると、僕はいま、遅れてきた反抗期なのかもしれません。

いずれにしても自己の年齢や経験などによって「所属と愛の欲求」の度合いが変わってくるのであれば、もしかしたらこの先、50代や60代になって、またフツフツと「どこかに所属しないと死んじゃう病」が湧いてくるのかもしれません。まあマズロー先生も欲求段階のヒエラルキーも固定的ではないと言っているので、そういうものなのかもしれませんが。

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