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エモブロ ブログ

あの人を嫌いな8つの理由&同族嫌悪が止められないぼくのケース

おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

ひさびさの週末エモブロです。みなさんは嫌いな人っていますか?嫌いな人を、なぜ嫌いなのですか?他人を嫌う理由はだいたい8つほどの理由に絞られるようですが、ぼくはその中でも「同族嫌悪」が止められなくて困ってます💦

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今日の参考文献「対人的嫌悪感情に対する社会心理学的研究」

「対人的嫌悪感情に対する社会心理学的研究」斎藤明子. (2003). 九州大学心理学研究, 4, 187-194.

あの人を嫌いな8つの理由

他人を嫌う理由はだいたい8つほどの理由に絞られる、というのは↑の論文に基づいたものなのですが、この論文では嫌いな他者の特徴についていろいろ調べてその特徴を以下の8つにまとめています。

  1. 自分との相違による嫌悪:他の人が自分と違う性格や考えを持っていることから起きる嫌悪。特に女性は、自分と異なる他者に対して嫌悪感を抱きやすいらしい。
  2. 相手への妬みによる嫌悪:他の人が自分よりすごいことができたり、持っているものが自分より良かったりすることから起きる嫌悪。非協調性が強い女性(≒こだわりが強い女性)は他者に対して嫌悪感を抱きやすいらしい。
  3. 相手の傲慢さによる嫌悪:自分を大きく見せるような人や、人を見下している人に対して起きる嫌悪。男性は女性よりもこのような態度をとる他者に対して嫌悪感を強く抱く傾向にあるらしい。
  4. 相手の自己中心性による嫌悪:自分のことしか考えない人や、ズルいところがある人に対して起きる嫌悪。劣等感を抱える人がこの嫌悪感を持ちやすいらしい。
  5. 相手の主張過剰による嫌悪:自分の意見を強く言う人や、自信たっぷりの人に対して起きる嫌悪
  6. 自分との類似による嫌悪:自分と似ているけど、その似ている部分があまり好きではない人に対して起きる嫌悪。男性の場合、持久性が高い(≒我慢強い人)ほど、自分に似た他者に対する嫌悪感が少なくなるらしい。
  7. 相手の外見による嫌悪:人の顔や体の形に基づく嫌悪。これは、こだわりが強かったり、人よりも目立ちたい、認められたいと思う男性ほど、この嫌悪が強くなる傾向にあるのだとか。
  8. 相手の話し方による嫌悪:人の話し方や声のトーンに基づく嫌悪。女性よりも男性のほうが、この嫌悪を抱きやすいのだとか。

どれも思い当たるフシがありすぎて笑えますね!(あまり笑えない)

「自分との類似による嫌悪」がヤバい!

この中で、特にぼくが強く嫌悪感を覚えるのは「自分との類似による嫌悪」です。僕は、一応は経営コンサルタントを名乗って仕事をしていますが、自分の同業者を苦手に感じてしまうんですよね。別の言葉でいうと「同族嫌悪」というやつなんでしょうけど。

ぼくはすごく嫌な奴なので、「経営コンサルタントを自称するなら『プロセスコンサルテーション』くらいは読んでおいてほしい」とか、「ポーターとバーニーの論争くらいは知っているよね?」とか、「戦略サファリで語られるデザインスクールやプラニングスクールの限界点くらい、理解していて当然だろ?」と、心の中でつい見下した態度をとってしまうんですよ(嫌な奴ですよね)。

もちろん他人がそれを知っているのを期待しているわけでもなく、ただ「俺のほうがお前よりいろいろ知っているんだぞ」とマウントを取りたいだけなのだろうと思います。でも口に出してマウント取れるほど度胸がないのも事実ですけど。

さらに、経営コンサルタントを名乗りつつも、実際にはクライアントの現場に足を運ばず、会議室でのみ経営層にアドバイスをする人たちに対しても、見下している自分がいます。

でも本音は彼らが羨ましいのだと思いますし、彼らほどうまく立ち回れない自分の情けなさを覆い隠すためにイライラしているんですよね。この嫌悪の原因は同業者にあるのではなく、嫌悪している自分にこそあるってことは百も承知なんですよね。でも、心が自動的に嫌悪してしまうのです。

ドジでのろまなカメの自分を投影しているだけ

はい、自分で結論をだしますが、このぼくの心の動きには「投影」という心理学的概念が多いに関わっている可能性が大です。投影とは、自分自身の感情、欲望、あるいは特徴を他人に帰属させる防衛機制の一つです。ぼくの場合、ぼく自身が経営コンサルタントとして持つ不安や劣等感……つまり「ドジでのろまなカメ」の自分を、同業者に投影しているのだろうと思います。

もっと具体的に言うと、ぼく自身が自分に対して「もっと学ぶべきだ」とか「現場に足を運んで課題を直接把握すべきだ」といった内なる声や期待を持っているんですね。ぼくはこの仕事をやり始めて18年近く経ちますが、初期の頃は「現場も知らないくせに」とか「机上の学問と現場の実態は違う」と、クライアントから嫌というほど指摘されたことがきっかけになっているのでしょう。

そのような経験から内面化した価値観を、同業者に対する批判や期待として外に向けることで、自己の不安やプレッシャーを緩和しようとしているんだと思います。もっというと、自分が仕事をうまく進められないと感じたとき、それから目を背けるために他者に対する批評や嫌悪感として現れているのでしょう。

投影は「防衛機制」と言われるように、自分の内面を直視するのが難しいときに無意識的に用いられることがあります。自分の感じている感情や考えを他人が原因であるかのように感じさせることで、自己の内面的葛藤から目を逸らし、精神的なバランスを保とうとしているんですよね。まあポジティブに解釈すれば、ぼく自身が経営コンサルタントとしてどのようにありたいか、またはどのような価値観を持つべきかについての内省や自己反省の過程で、投影が行われている可能性がある、とも言えるでしょうかね。

協会の会合にでも顔を出して、同業者同士仲良くやればいいんですけど(本当はそうしたいと思っているのかもしれませんが)、心ならずも自分の不安や劣等感を投影してしまうので、そういう場は心の底から楽しめないんですよね。だからいつまでたってもコミュ障ボッチのままで、こうしたブログで愚痴るしか能がないんですよ💦

投影をしない自分になるためには、自己受容を深めるしかないんでしょうけどね。ブログで愚痴るのもそうした自己受容のプロセスの一つだ、ということで、自分を納得させています🐤

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