補助金に関連する当ページの情報について
当ページの記載事項に基づいてすべてを判断せず、必ず公募要領を確認してください。当社ページの見解に従った結果、不採択となった場合も、当社は責任を負いかねます。このページの情報や見解は、予告なしに変更することがあります。

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【令和元年・2019年実施】ものづくり補助金2次公募開始。その概要と対策(速報版)

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

昨日、平成30年度補正(令和元年・2019年実施】ものづくり補助金2次公募が開始となりました。さっそく公募要領を確認しましたので、その概要と対策をまとめました。今回は完全に電子申請に移行します。大幅な変更のため、対策については速報版としてお取り扱いください(数々の実績に裏打ちされていないので、対策内容も後日変更する可能性があります)

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【令和元年・2019年実施】ものづくり補助金2次公募概要

最大の変更点は、完全に電子申請に移行した点です。2次公募は「一般型」と「小規模型」の2類型です。1次公募であった「小規模型・試作開発」の類型はなくなり、設備投資が必須で、対象経費も上記の5経費に限定されています。これは昨年度の2次公募と同じ条件です。

「補助金の目的」には変更ありません。従来通り、キーワードは「革新性」「生産性向上」「収益性」の3つです(この3つを実現できる申請内容でなければなりません)。

繰り返しとなりますが、上記の5項目だけが2次公募の対象経費です。1次公募で対象であった原材料費、外注加工費、委託費、知的財産権等関連経費は、2次公募では対象経費とはなりません。

審査条件に大きな変更はありません。これまで通り、3~5年で付加価値額年率3%向上、経常利益率1%向上する事業計画の作成が求められます。

審査の適格条件(必ず満たす必要がある条件)も、従来のものとほぼ変わりはありません。ただし留意したいのは、H30補正ものづくり1次公募に採択された企業は、原則として2次公募の採択の対象とはばらないということです。(1次の採択を辞退すれば可能ですが、辞退するメリットもほぼないと思われます)。

審査項目についても1次公募と全く変わりはありません。

加点項目については「事業継続力強化計画」「連携事業継続力強化計画」の認定(申請中を含む)により加点されるようになりました。北海道胆振東部地震被災企業に対する加点は、2次公募ではなくなりました。なお、1の加点については、複数種類の計画の承認・認定取得をした場合であっても、加点は1回のみです(1次公募と同じです)。

公募期限は9/20 15:00です。時間指定があることに注意してください。採択発表は10月末予定、事業終了期限および実施報告期限がともに2020年1月31日です。かなりタイトなスケジュールですが、昨年度の2次公募とほぼ同等の条件です。

当社の予測では、例年通りの4割程度の採択率となるのではないかと見込んでいます。その要因として推定されるのは①国内企業の設備投資が全体的に低調、②公募期間の短さ、③事業実施期間の短さ、④電子申請に対する様子見、の4点です。

速報ベースですが、公募要領上に見られる1次公募との違いをまとめました。速報版であり、見落としの可能性もあります。必ずご自身で公募要領をご確認ください。

電子申請について

今回の2次公募より、完全に電子申請に移行となりました。ただし様式2(4)事業の具体的な内容 その1・その2については、電子申請上で直接入力する方法と、その具体的な取り組み内容を含めた補足図表をPDFファイルを添付する方法の両方があります。

PDFファイルのアップロード画面を、電子申請マニュアルから引用しましょう。

https://www.chuokai.com/wp-content/uploads/2019/08/mono30ho2_manual.pdf

電子申請マニュアルは各都道府県の中央会のホームページで公開されていますので、こちらを印刷のうえ、手元に置きながら申請作業を行うのがよいでしょう。

当社の見立てと2次公募対策(速報版)

  • 電子申請になったとはいえ、従来のWord版の申請書がそっくりそのまま電子申請になった感があります
  • 電子申請のため、締め切り直前だとサーバーへのアクセス集中によって申請ができない可能性があります。どんなに遅くとも3日前までには申請を完了させるようスケジュール管理をしましょう
  • SECURITY ACTIONの取得(自己宣言)状況を入力する欄が新たに設定されました。SECURITY ACTIONの自己宣言は応募必須条件でも、審査項目でもありませんが、自己宣言はしておくにこしたことはないでしょう
  • 審査員の読みやすさを考慮すると、様式2(4)事業の具体的な内容 その1・その2については、電子申請上で直接入力する方法よりも、その具体的な取り組み内容を含めた補足図表をPDFファイルを添付する方法のほうがよいでしょう。(電子申請上で直接入力する方法だと、図表と本文がバラバラになってしまう)
  • 様式2(4)事業の具体的な内容 その1・その2を電子申請する場合、今年の1次公募で行われたフォント10.5ポイント指定は無くなったようですが、10.5ポイントを遵守した方がよいでしょう
  • 認定支援機関確認書の原本送付が交付申請時でよくなりました。交付申請まで、認定支援機関確認書は紛失しないよう確実に保管をしましょう
  • アップロードする添付PDFファイルには細かいファイル名の指定がありますので、必ず順守しましょう

令和元年・2019年実施 ものづくり2次公募の総合的な情報は下記のページをご確認ください

令和元年・2019年実施(平成30年補正) ものづくり補助金2次公募 概要・書き方等まとめ

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