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東日本大震災から8年。喉元過ぎれば熱さを忘れる自分を恥じる

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おはようございます!マネジメントオフィスいまむらの今村敦剛です。

今日は3月11日。東日本大震災からはやくも8年となりました。8年前のこの日から、明らかに日本が、私たちの住む社会が、私たちの何かに対する意識が変わったように思いますね。今日は僕自身の反省も含めて、8年前の振り返りをしたいと思います。

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阪神淡路大震災で苦い経験をしているはずなのに

東日本大震災では数々のショッキングなことが起きたのですが、僕の半径1メートル以内で起きたとても個人的なショッキングだったことがあります。それは「阪神淡路大震災」での教訓をすっかりないがしろにしていたということです。

僕は以前もちょろっと書いたけれども、阪神淡路大震災の時には神戸市内に住んでいました。だから被災直後は物理的なダメージだけではなく、水やガス、電気というインフラも利用できず、しかも食事にありつくことも困難だったという経験をしました。

東日本大震災の時、神戸に住んでいた僕にはこうした被災はなかったのですが、テレビで繰り返し報道されることを見ていてハッと気づいたことがあった。それは自宅に防災用品の準備と備蓄を一切行っていなかったということ。懐中電灯やで電池などはもちろんのこと、水、食料などの備蓄は一切なし。阪神淡路大震災ではあれだけ大変な思いをした当事者であるにもかかわらず……。喉元過ぎれば熱さを忘れるというのはこういうことだと反省をしました……。

反省をしてもやっぱりサボる僕

そういう反省をしたにもかかわらず、昨年の大阪北部地震の際にもやらかしてしまいました。確かに東日本大震災の経験から、防災用品の備蓄はしていたのですが、備蓄食料の消費期限切れで使えない状態だと大阪北部地震の時に発覚……?

(経営者のみなさん!こんないい加減な人間にコンサルティングを依頼してはいけませんよ!?)

それからいろいろと調べてみて、非常食の定期宅配サービスなるものがあることを知りました。これならば業者が半年に一度送ってくれるので、買い忘れや消費期限切れの心配はなさそうです。

今ある備蓄の消費期限が切れそうになったらお願いするとしよう(←忘れそう)

ところで東日本大震災の当日、大阪の雑踏の中で

東日本大震災の当日の晩、僕は大阪市内で、お客さんと会食する予定になっていました。震災の情報を気にしつつ、約束の時間に心斎橋へ向かったのですが、すごく妙な気持ちになったのを覚えています。というのも、被災地では大変な混乱状態なのだろうけれども、大阪では変わらぬ日常が続いているからだ。これは阪神淡路大震災の時も同じだった。神戸からわずか20kmほどしか離れていない大阪市内も――揺れはたいそうなものではあったのだけれども――神戸と比べると日常が続いていたことを、東日本大震災の当日にも思いだした。

その日は金曜日。心斎橋は震災とは無関係に、多くの人でごったがえしていました。

信号待ちをしていたときに、若いカップルの話し声が耳に入った。

「東北のほうで大きな地震があったね」

「だんだんと震源が西に動いているらしいよ」

「大阪でもすぐに大きな地震がくるって、誰かが言っていたよ」

――デマだ、と思いました。

若いカップルならば仕方がないのかもしれないが、阪神淡路大震災の時も「次は東京だ」とか「神戸にもう一度、〇月〇日に大きな地震がくる」というデマが流れたのを思い出す。阪神淡路大震災の時はその直前に、三陸はるか沖地震という死者を出す大きな地震があったこともあって、この手のデマが多く流布したように記憶している。そしてそれはデマなので信用をしてはならないということも繰り返し言われていたはず。

にもかかわらず、やはりデマというものは広がってしまうんですよね。。

若いカップルの会話を聴きながら、自分の震災への備えのふじゅうぶんさを恥じながらも、私たちの「喉元過ぎれば熱さを忘れる」という傾向に思いをはせるほかはなかった。

忘れてはいけない。鎮魂のためにも、自分のためにも。

人はこういった出来事から得た教訓を忘れてしまうものです。だから忘れないように努力をしなければならない。「しなければならない」と言葉でいうのは簡単ですけどね。

それは、亡くなった人の鎮魂のためであることも疑いはないのだけれども、自分と身近な人を守るためでもあります。ああした混乱の中では、自分たちを守れるのは、自分たちしかいないのだから。

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